仕事の紹介
知り合いからの仕事紹介の断り方|応募前・面談後のLINEとメール例文
文例・判断手順は編集上の提案です。実際の相談記録や専門家の個別助言ではありません。作成・出典・更新の方針
まず、結論
知り合いからの仕事紹介は、知人との話だけなら紹介者へ応募しない意向を返します。会社が面談や返事を待っているなら、指定された窓口で辞退を届け、紹介者にも報告します。紹介者が正式な窓口の場合も、予定の取消が会社へ届いたかを確認してください。

文面を書く前の判断
会社側は、あなたの返事や予定を待っていますか?
- 知人との話だけ紹介者へ応募しない意向と、取り次ぎを進めないことを伝えます。該当する本文へ →
- 面談を約束した会社の指定窓口へ面談辞退を届け、紹介者への報告も残します。該当する本文へ →
- 面談後・選考中応募・選考のどちらを辞退するか明記し、送信と了承を区別します。該当する本文へ →
内定承諾後・契約後の辞退は、この案内だけで手続きの可否を判断しないでください。

知り合いから紹介された仕事を断るときは、「応募や面談を進めない意思」と「止める必要がある手配」を伝えます。会社が返事を待っている場合は、その会社へ辞退が届く方法を確認してください。会社が紹介者経由の連絡を指定している場合は、その窓口へ伝えたうえで、面談の取消などが先方へ届いたか確かめます。
紹介者を大切にすることと、紹介先で働くことは別の判断です。「申し訳ないから一度だけ」と面談を増やす前に、どの手配を止める必要があるかを確認すると、連絡文が具体的になります。
この記事では、就職・転職先を紹介され、応募前から面談後までの段階で辞退を決めた人に向けて、連絡の進み具合に合う例文と、返事を曖昧にしない直し方を紹介します。内定承諾後・契約後の辞退や退職の手続きは扱いません。
もくじ
- どこまで話が進んでいるかを確認する
- 応募前なら紹介者へ手配を止める返事を送る
- 面談を約束した後は会社への連絡を残さない
- 面談後は辞退メールと紹介者への報告を分ける
- 条件の相談と辞退を混ぜない
- 送り終える前に確認すること
どこまで話が進んでいるかを確認する
最初に、直近のメッセージや予定表で次の3点を確認してください。
- 会社はあなたを待っているか:知人との会話だけか、担当者に名前や応募意思が伝わっているか。
- 決まった予定があるか:面談・面接の日時、書類の提出期限、返答期限があるか。
- 自分から連絡できるか:会社の担当者名と連絡先、指定された辞退の連絡方法が分かるか。
まだ知人から話を聞いただけなら、その人への返事から始められます。会社が日程調整や返答を待っているなら、紹介者との会話とは別に、その待ち時間を終わらせる連絡が必要です。
「紹介者に先に言うのが礼儀だから」と、返事が来るまで会社への連絡を止める必要はありません。面談が迫っているときは会社へ先に連絡し、紹介者にもその経緯を短く伝えます。これは一律のマナーではなく、予定の行き違いを減らすための進め方です。
まだ判断できない場合は、辞退文を送らず、不足している情報と返答日を伝えます。例えば勤務時間が分からないなら、「勤務時間を確認してから、○日までにお返事してもよいでしょうか」と確認しましょう。本当は応募しないと決めているなら、確認や保留を重ねず、その結論を伝えます。
応募前なら紹介者へ手配を止める返事を送る
友人にLINEで伝える
まだ企業に取り次いでもらっていない段階なら、誰に紹介してもらう話なのかと、取り次ぎが不要になったことを一緒に書くと伝わります。
求人のことを気にかけてくれてありがとう。考えた結果、その会社には応募しないことにしたよ。担当の方への取り次ぎは、ここで止めてもらえると助かります。探してくれたのにごめんね。
「今回は難しい」だけでは、日程を変えれば会うのか、応募自体を見送るのかが残ります。この例では「応募しない」と対象を明確にしています。取り次ぎを頼んでいなかったなら、その一文は「会社への紹介はお願いしないことにしたよ」に変えてください。
先輩や以前の上司へ丁寧に伝える
紹介者が目上の人でも、長いお詫びにして結論を埋めないようにします。
お仕事の紹介について、ご連絡ありがとうございます。検討しましたが、今回は応募を見送ることにしました。私の希望する働き方とは方向が異なるためです。お時間を割いていただいたところ恐縮ですが、面談の手配は不要です。お心遣いに感謝しております。
理由は実情に合わせて直します。方向が違うわけではないなら、この理由をそのまま使わないでください。「今は転職活動を進めないと決めたためです」など、実際に決めた範囲で伝えれば足ります。会社の評判や紹介者の人選を評価する説明は加えなくても構いません。
普段の口調に合う敬語を探したい場合は、目上の紹介者への丁寧な文例も参考になります。汎用の紹介文例なので、仕事の連絡では「ご縁」を「応募」、「お会いする」を「面談」に置き換えると、断る対象が伝わりやすくなります。
面談を約束した後は会社への連絡を残さない
一度「話を聞きたい」と伝えた後に考えが変わった場合は、以前の返事を変更することと、予定している面談も辞退することを明記します。「今回は見送ります」だけで、面談のキャンセルまで伝わったと考えないようにしましょう。
会社へ送るメールは、例えば次の形です。○○、氏名、日時は実際の情報に置き換えてください。
件名:○月○日 面談辞退のご連絡(氏名)
○○株式会社 採用ご担当者様
○○様からご紹介いただいた、氏名です。○月○日○時の面談をご調整いただき、ありがとうございます。
その後、自分の希望を整理し、今回は応募を見送ることにしました。つきましては、予定している面談も辞退いたします。
お時間を確保いただいた後の変更となり、申し訳ございません。ご調整いただき、ありがとうございました。
氏名
担当者の名前が分かるなら、宛名はその方の名前にします。会社から連絡方法を指定されていれば、それに沿ってください。メールのやり取り中なら元のメールへの返信にすると、担当者が経緯を確認しやすくなります。
面談が当日・直前に迫っていて、メールだけでは確認されるか分からないときは、指定の緊急連絡先や担当者の電話へも連絡します。電話がつながらなければ文面を先に残し、必要に応じて営業時間内に確認してください。既読表示や送信完了だけで、相手が予定の変更を把握したと決めつけないことが大切です。
連絡先を紹介者しか知らない場合は、「私から辞退の連絡をしたいので、担当の方の連絡先を教えていただけますか」と尋ねます。紹介者が窓口を担う決まりなら、伝えてほしい内容を短く渡し、面談の取り消しが先方へ届いたかを確認しましょう。
面談後は辞退メールと紹介者への報告を分ける
面談で業務内容を聞き、応募を続けないと決めたら、会社には選考の辞退を伝えます。紹介者に事情を説明しただけでは、会社への辞退連絡にはなりません。
会社への辞退メール
件名:選考辞退のご連絡(氏名)
○○株式会社 ○○様
先日面談のお時間をいただいた、氏名です。業務について詳しくご説明いただき、ありがとうございました。
検討の結果、今回は選考を辞退いたします。今後取り組みたい業務と照らし合わせ、自分で判断しました。
ご対応いただいた中での辞退となり恐縮ですが、これまでのお時間とご配慮に感謝申し上げます。
氏名
まだ選考に入っておらず、情報交換だけの面談だった場合は、「今回は応募しないことにしました」に変えます。面談で受けた説明の細かな批評や、ほかに応募している会社の名前まで書く必要はありません。
紹介者への報告
今回はつないでくれてありがとう。面談でお話を伺って、自分で考えた結果、応募は見送ることにしました。会社の担当の方には、今日、私から辞退のメールを送りました。間に入ってくれて助かったよ。
この時点で相手から返信がなくても、「メールを送りました」という事実は伝えられます。「先方も了承済み」とは書きません。連絡が完了したか聞かれたら、送った状態と返信があった状態を区別して答えましょう。
条件の相談と辞退を混ぜない
「勤務地が近ければ応募したい」のか、「条件が変わっても応募しない」のかで、返す言葉は変わります。前者は条件の確認、後者は辞退です。辞退を決めた後で条件だけを理由に挙げると、紹介者が交渉を引き受けることもあります。
避けたい例
給与がもう少し高ければいいんだけど。今は忙しいから、また落ち着いたらお願い。
給与が変わっても応募する気がないなら、条件調整と次回の紹介、二つの期待が残る言い方です。
意向が伝わる例
いろいろ考えてくれてありがとう。条件を調整してもらうのではなく、今回は応募しないと決めました。ほかの会社の紹介もしばらくは希望していないので、必要になったらこちらから相談するね。
今回の会社だけ辞退し、別の紹介は本当に希望する場合は、最後を「今回は見送ります。今後、○○の仕事があれば相談させてください」に変えられます。ただし、次を探すことまで当然のように頼まないようにしましょう。
「一度だけ会えば?」と勧められたときも、会う意思がなければ「面談を受ける予定はありません。これ以上の手配はしないでください」と、止めたい行動へ戻します。気まずさを避けるために、決まっていない転職先や家族の反対を理由として作る必要はありません。
送り終える前に確認すること
最後に、文章を読み返しながら次の点を確認してください。
- 「応募」「面談」「選考」のうち、何を辞退するのか書いたか。
- 予定がある場合は日時を入れ、変更を知らせる相手が抜けていないか。
- 理由は事実に合っていて、希望しない条件交渉や次の紹介を招く表現がないか。
- 紹介者への報告で、送信した事実と先方からの返信を混同していないか。
相手の反応までは保証できません。紹介の経緯や普段の距離感に合わせて、例文の敬語や理由を調整してください。紹介者との関係で迷う場合は紹介の断り方ガイド、書いた文面を整えたい場合は文面チェッカーへ進めます。チェッカーの判定だけで、会社への連絡や手続きが済んだことにはなりません。
すでに内定を承諾した、契約書を交わした、辞退を理由に不利益を示されている場合は、この記事の例文だけで判断せず、やり取りや書面を整理して相談してください。募集・採用を含む労働問題は、厚生労働省の総合労働相談コーナーで相談先を確認できます。丁寧な文章で相手を納得させることだけを優先する必要はありません。


